絵本とむかしばなし

小学校で絵本の読み聞かせや昔話のストーリーテリングをしています。楽しいお話、心温まるお話をいろいろご紹介していこうと思います。

読み聞かせのすゝめ その7

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本番の読み聞かせ

 本を読む準備が整ったら、いざ、本番です!

子どもたちと本といっしょに、楽しい時間を過ごしましょう!!

 

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今回は、当日注意することを、何点かあげておきたいと思います。

出かける前に

身だしなみに気をつけましょう

主役は本です。服装が華美にならないように気をつけましょう。特に上半身は、絵のじゃまになるので、柄物は着ないほうがいいです。

ネイルやアクセサリーも控えめに(ないほうがいいかも)。本を持っている手や、ページをめくる指を、意外と子どもは見ています(特に女の子!)。

本に集中してもらうために、自分のおしゃれは控えめにしましょう。

 

時間に余裕をもって出かけましょう

朝は、どこのご家庭もあわただしいことと思いますが(ウチもです・・)、あわてて出かけて、「本を忘れた!!」「汗だく!!」「息があがった!!」なんてことになったら、せっかくの読み聞かせがだいなしです。時間に余裕をもってでかけましょう。

 

教室に入ったら

 笑顔であいさつしてはじめましょう

特に年度はじめは、緊張感があるもの。子どもたちも、毎日接して慣れている先生とは違った大人が入ってくるのには、ちょっと緊張するものです。笑顔で明るくなごやかな雰囲気ではじめたいものです。

 

読む位置を決めましょう

子どもたちのいる位置、形体(机を後ろにさげて床座りor通常の着席か)によって、座って読むか、立って読むか。子どもたちがよく見えるところに、立ち位置、座り位置を決めましょう。立つか座るかは、子どもの目線に合わせて。

あまりに子どもたちがばらけているようだったら、真ん中に寄るように、軽く声掛けしましょう。

 

採光に注意しましょう

窓からの日光や、照明の光で、絵本の画面が光って見えなくなることがあります。そのときの採光にあわせて、本の角度(持ち方・開き方)に気を付けましょう。

 

読みはじめたら

 しっかり絵が見える工夫を

画面が揺れないようしっかり持ちましょう。

広い部屋で多くの人数で見るときは、みんながよく見える場所にいるわけではありません。左右の端にいる子どもにも、絵がしっかり見えるように、ページをめくる前に、すこし画面を左右に傾け、絵を見せてめくったり、すこし絵を見る間を作ったりしましょう。

 

声が届くように読みましょう

教室は広いので、後ろにいる子どもにもよく聞こえるように、よくとおる声で読みましょう。

大声でなくてもいいのです。後ろまで届ける気持ちで。

私も地声が細く、ついでに喘息もあるので、大きな声を出すのは苦手なのですが、大声とよくとおる声はちょっと違います。読んでいると、ついつい体が前のめりになりがちですが、姿勢を正して遠くまで声を届けるように読むと、よくとおる声がでます。(でも、隣や上の階の教室が、早く読み終わって机を動かしはじめたり、リコーダーを吹き始めたり!したときは、頑張って声を張らなければなりませんけどね・・。)

 

急がないように注意しましょう

人前で本を読んでいると、読みなれていている人でも、ついつい早口になりがちです。

お話にあったテンポで、かつ、子どもたちがお話を理解できる速さ、絵を楽しむ余裕がある速さで読みましょう。

また、途中でつかえたり、間違えたりしても大丈夫。そのまま続けましょう。お話に集中していると、子どもたちはあまり気にしません。

 

アイコンタクトはほどほどに

コミュニケーションとして、読みながらアイコンタクトをする読み手もいますが、ほどほどに。ばっちり見すぎると、読み手の顔ばかりが印象に残ってしまいます。主役は本。読み手は黒子です。

でも、子どもによっては、視線を合わせて共感を求める子もいるので、子どもからの視線は受け止めてあげてくださいね。

 

  読みはじめと読み終わり

 最初に表紙をしっかり見せ、題名、作者・訳者名などを伝えましょう。

見返しにも絵が描いてある本があります。絵本の世界観を伝えるものだったり、内容を予見するものだったり、本によってさまざまな工夫が凝らされています。文がなくても、しっかり見せてあげましょう。絵がなくても、色で表現された雰囲気もあるので、きちんと開いてめくりましょう。

 

読み終わったら、しっかり落としてあげること。「めでたし、めでたし」「とっぴんからりのぷう」「いちがさかえもうした」「どんとはらい」など、昔話に多いですが、結びの文句があれば、省略せずにそこまできちんと読んで、お話をしっかり落としてあげましょう。

 

裏表紙見返しも、表同様しっかり見せて、余白の白い紙もめくって、お話が終わったことを知らせ、読後の達成感や余韻を味あわせてあげましょう。

 

そして最後に、裏表紙もしっかり見せること。

表紙は裏表で、ひとつづきの絵になっている本もよくあります。そんな本は、ぜひ裏表の表紙を開いて全体像を見せてあげましょう。

 

読み聞かせは、実際に子どもたちに本を手に取ってもらうのも、目的のひとつなので、表紙をしっかり印象付けるためにも、よく見せてあげてください。

 

読み終わったら

 感想について

読み聞かせ界(?)では、基本的に感想は求めないのが主流のようです。

子どもたちひとりひとりが、自分の心のなかで感じたことを大事に暖め、余韻を楽しめるように、強いて感想は求めません。

「感想をいわされる」と思って構えて聞くと、楽しめない、読書がますます嫌になるというのを、避けるためでもあります。

ですが、最近では教育現場でアクティブラーニングがもてはやされ、どこでも積極的に意見をいうことが求められてきています。先生によっては、感想をいうように指導されていることもあるようです。その場合は、学級を運営されている先生に従いましょう。

子どもが、進んで感想をいいたいときは、もちろん受け入れて!

 

読んだ本の記録をする

読んだ本を記録しておくと、その後の読み聞かせの参考になります。他のひととの重複も避けられます。

学期ごと、年度ごとなどで「読んだ本リスト」を作り、その後の活動に役立てましょう。

 

・・・以上、全7回にわたって「読み聞かせのすゝめ」をお送りしました。

読み聞かせをはじめて9年目なりましたが、私もまだまだ足りないところがいっぱいです。先輩や仲間、子どもたちから、たくさん学びながら、これからもいろんな本を読んでいきたいと思っています。

このブログを見てくださった方々のなかから、読み聞かせをはじめられる方がでてきたり、すこしでもこのブログが、今読み聞かせをやっている方々の参考になれば嬉しいです。

 子どもたちに、楽しい本を伝えてくれるお仲間が、たくさん増えますように♡

 

そして、はやく新型コロナウイルスの感染拡大がおさまって、学校や図書館などでの読み聞かせが、再開しますように・・・。心から願っています。

 

 

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