絵本とむかしばなし

小学校で絵本の読み聞かせや昔話のストーリーテリングをしています。楽しいお話、心温まるお話をいろいろご紹介していこうと思います。

読み聞かせのすゝめ その6

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読む前の準備

 今回は、読む本を決めたあと、読み聞かせをするまえの準備について、お話しようと思います。

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よく読む

 まずは、自分でよく読むこと。

ひとりでじっくり、すみからすみまで味わって。

文だけでなく、絵もよく見てください。子どもは、絵を細かいところまで、とてもよく見ています。どこから突っ込まれても大丈夫なように、よく見て熟知しておきましょう。

 

本の準備をする

絵本は、平面で見られるように、しっかり開きぐせをつけておきましょう。

新しい本は、特にしっかり真ん中で開いて、1ページ1ページ手で押さえて、平らにしておきましょう。

 カバーは、読み聞かせのときは邪魔になるので、外しておいたほうがいいです。

 

絵本の持ち方

自分の右腕か左腕、どちらかを支えにして、本の下辺、真ん中あたりを持つと、子どもたちに、平面でしっかりと開いて見せることができます。

右開きの本は左で、左開きの本は右で持つと、自分の体側からページをめくれるのでやりやすいといわれていますが、各自やりやすい方で。私はいつも、どの本でも右のほうが持ちやすいので、開きにかかわらず右で持っています。

 また、文字が多めの絵本の場合は、自分の体側に文字の多いページがくるようにすると読みやすい、遠くにたくさんの文字があると読みずらい、という方もいます。

 

自分の体の前に絵本を持つのは、読むとき上からのぞき込むようになって、画面に頭の影が映ることもあるので、おすすめしません。

左右どちらかの腕を伸ばして、自分は横目で読むスタイルがいいと思います。

腕をずっと伸ばしたままで何分も過ごすのは、けっこう疲れるので、二の腕から肩辺りで、ちょっと本の端を支えておくと楽になります。

画面がガタつかないよう、がんばってしっかり支えてください。

 

ページをめくるときは、下辺の隅を持って、指を下辺に滑らせるようにめくると、絵をさえぎることなく、スムーズにめくれます。

手で絵が見えなくなることのないように、気をつけましょう。

 

 

読む練習をする

お話がよく伝わるように、しっかり練習しましょう。

しっかり練習すると、自信もついて、落ち着いて読むことができます。

 

読む速さは、基本的にはゆっくりがいいと思いますが、お話にあわせて。場面にあわせて、リズムや緩急、間をつけましょう。

ページのめくりも、お話の展開にあわせて、ゆっくりめくったり、パっとすばやくめくったり。

でも、おおげさになりすぎない程度の演出で。

 絵本によっては、絵がずっと横向きなのに、ある場面だけ縦になる絵本もあります。はっとさせられる場面なので、めくると同時に90度、本の向きを素早く変えて、構成の意図をしっかり伝えられるように練習しておきましょう。

 

声色を「使う」or「使わない」というのもよく話題にあがりますが、読み聞かせ界(?)では、基本「使わない」が主流のようです。聞き手(子どもたち)が、イメージをふくらませ、想像をしながら聞けるように、読み手は自分の感情を込めすぎないよう、淡々と読む。読み手の色が強いと、イメージを押しつけてしまうので、声色は使わず、読み手はお話の渡し手、黒子に徹するのがよいとされています。

でも、どうしても色をつけたい、その方が自分らしく楽しく読めるという方は、つけてもかまわないのではないかなと思います。

いろんなひとがいて、いろんな読み方があるということに触れるのも、子どもたちには大事かなと思います。

読む人が楽しんで読んでいると、「本っておもしろい」ということが伝わります。

ただ、私に関しては、やっぱり読み手はお話の渡し手に徹して、できるだけ色をつけない形で、子どもたちにお話そのものを渡したいと思っているので、声色は使いません。(キャラ的にもあわないし、そもそもできないので・・・。似合わないことをやると、失敗しますしね( ´艸`)。

自分にあったスタイルで、自分らしく楽しく、心をこめて読むのがいちばんだと思います!

 

絵と文が合っているか確認

 とてもいい絵本なのに、なぜか絵と文が合っていない本がときどきあります。

お話がまだ進んでいないのに、絵が先行してネタバレになってしまっていたり、

 

masapn.hatenablog.com

 本の開きと、それまでの絵の流れに逆行する形で、絵が配置されてしまっているページがあったりする絵本もあります。

 masapn.hatenablog.com

 

いい絵本だからぜひ伝えたいと思って読みますが、こんな絵本を読むときは、しっかり練習して、テクストを一部暗記したりして、絵と文を合わせたり、逆行する絵の流れを言葉や指で指し示しながら、さりげなく修正して読み聞かせをする必要があります。

聞き手が混乱せず、スムーズにお話を楽しめる工夫をしましょう。

 

時間を計る

読む時間を計っておきましょう。

読み聞かせの時間は、朝の10~15分というところが多いようです。学校によっては昼休みや中休みだったり、あるいは1コマ授業時間をいただける学校もあったり、文化祭的なイベントで読むようなこともあるようですが、自分に割り当てられた時間を有効に使えるよう、読む時間を計っておきましょう。

短い本を何冊か読める場合は、組み合わせの工夫(テーマを決める、毛色を変えるなど)をしたり、ちょっと長めで時間ぎりぎりの本の場合は、場面によって読むスピードを変えるなどの工夫が必要になります。

 

道具の用意

 大型絵本を読む場合は、人によっては大型絵本用のスタンドを使う方もいます。あった方がいい人、なくていいという人、それぞれのようなので、一度試してみるといいかと思います。

ブックスタンドが、自校の図書室やボランティア団体にない場合は、最寄りの図書館で貸してもらえることもあります。個人への貸し出しはNGでも団体ならOKということもあったりするようなので、いちど問い合わせてみるといいと思います。

 

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 それから、冬場にあった方がいいものが、指サック!

冬は「手が乾燥してページがめくれない!!」と、みんな口々にいっています。ハンドクリームやワセリンを塗ってもいいのですが、本に油分が付く心配もあるので、指サックがおすすめです。それも無色(半透明?)のものが、目立たなくていいです。100円ショップなどで、手軽に購入できて便利です。

 

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感想(1件)

読む姿の確認

 時間に余裕があれば、自分が読む姿を鏡に映したり、動画を撮って確認してみるのもいいと思います。本を持つ角度や姿勢、声の出し方、癖などを客観的に見てみることができます。

さらに時間があれば、お仲間に見てもらうのもいいです。私が所属するボランティアでは、たま~にですが、読み聞かせ合い(?)会のようなものを開いて、互いに勉強しあっています(ランチやお茶をかねて・・・こっちがメイン??)。人が読むのを聞くのも勉強になります。

 

 

以上、何点か読む前の準備についてお話してみました。

しっかり準備すると、落ち着いて読めるし、その分やっぱりよく伝わります。忙しくてなかなか準備がままならないときもあるかもしれませんが、一回一回が大事な子どもと本との出会い!できるだけよく準備して、読み聞かせにのぞみましょう!!

 

 

 次回は、いよいよ「本番の読み聞かせ」についてお話しようと思います。

 

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